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​腰椎捻挫(交通事故治療)

目次

 ​▽ 腰椎捻挫とは?

 ▽ 腰椎捻挫の症状

 ▽ 腰椎捻挫の検査

 ▽ 腰椎捻挫の治療法

腰椎捻挫とは?

​このページでは交通事故による腰椎捻挫(ようついねんざ)についてまとめます。

腰椎捻挫は頚椎捻挫(むち打ち損傷)と同様に交通事故やスポーツ外傷などをきっかけに発症します。

交通事故の急激な外力が腰に加わった結果、関節や靭帯、筋、筋膜が損傷し痛みを生じるとされています。

​腰の痛みだけではなく下肢に神経症状を伴うこともあり、場合にはよっては腰椎椎間板ヘルニア坐骨神経痛と診断を受けることもあります。

腰椎捻挫の症状

​☑ 腰の痛み

​☑ 下肢の痛み、シビレ感​​

腰痛捻挫の痛みで腰を抑える女性

腰椎捻挫の検査

1.単純レントゲン検査

腰椎捻挫は骨の傷ではなく筋肉や靭帯、椎間板などの損傷が主たる病態と考えられているため、骨の傷の有無を確認するために行われます。

2.MRI検査

筋肉や靭帯、椎間板の損傷または神経圧迫等の評価に用いられます。

3.理学所見

​関節可動域、圧痛、神経学的所見(深部腱反射、筋力低下、知覚障害)などを評価します。

腰椎捻挫におけるレントゲン写真

腰椎捻挫の治療法

・運動療法

・薬物療法

・ブロック療法

​・装具療法

当院ではお一人お一人の状態に合わせながらストレッチやトレーニング、電気治療など以下のむち打ち損傷に対するリハビリテーションのガイドラインを参考に実施していきます。

レントゲン検査やMRI検査、内服・注射治療が必要な場合には整形外科をご紹介させて頂きますのでご安心ください。

むち打ち関連障害に対するリハビリテーション​

Phase 1(事故後4日以内)

痛みを誘発させない範囲で過ごす

​・頚の運動療法

・痛みが強い場合には医師判断で消炎鎮痛薬を使用

Phase 2(事故後4日から3週間)

早期に日常生活に戻ることが目標

・頚の運動療法

・機能訓練(ストレッチ、トレーニング、可動域訓練など)

Phase 3(事故後3週間~6週間)

活動性の向上、社会活動への復帰が目標

・運動療法、機能活動訓練

Phase 4(事故後6週間~3ヶ月)

日常の活動や社会活動のレベルを改善する

運動療法、機能活動訓練

Phase 5(事故後3ヶ月以降)

日常の活動や社会活動のレベルを改善する

・改善に乏しい場合には精神科への紹介や他分野の専門的アプローチを検討

よくあるご質問

・交通事故治療は整骨院で受けられますか?

交通事故によるむち打ち、腰椎捻挫などは整骨院で対応可能です。

治療費や慰謝料の請求などは病院への通院と変わらず行えます。

・交通事故の診断書は整骨院で発行してもらえますか?

診断書は病院などの医療機関で医師が作成します。

整骨院では発行できませんのでご注意ください。

・現在、病院に通っていますが転院できますか?

可能です。整形外科と併行して通院することも可能です。

診察は整形外科、治療は通いやすい整骨院で行うという方法が安心して通院いただけます。 

​・安静期間はどれくらい必要ですか?

損傷の程度や症状によって異なるため一概に言えませんが、数日~1週間程度を要することが多いです。過度な安静は症状を長引かせる可能性がありますので、無理のない範囲で普段どおりの生活を過ごすことが推奨されています。

​・マッサージは行ってもいい?

受傷直後は損傷を受けた組織が炎症を起こしていますので、マッサージにより症状を悪化させる可能性がありますので注意が必要です。

病院や整骨院で相談しながら行うようにしましょう。

​・通院はどれくらい必要ですか?

損傷の程度や症状によって異なるため一概に言えませんが、約1~3ヶ月程度を要することが多いです。半年以上の長期間にわたり症状に苦しめられる方もおられます。

通院期間や頻度などはそれぞれの状況で異なるため、病院や整骨院で十分に相談しましょう。

​・施術費用はどれくらいかかりますか?

自賠責保険適用で自己負担0円で施術を受けられます。

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