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坐骨神経痛に対する施術イメージ

坐骨神経痛

更新日時:2023/10/19

坐骨神経痛とは?

坐骨神経とは腰椎から分かれて出てきた神経がいくつか集まって出てきている神経です。

この坐骨神経の支配領域である「殿部(おしり)や下肢後面あるいは外側へ放散する疼痛」を坐骨神経痛と呼びます。

坐骨神経の解剖イラスト

「坐骨神経痛」の原因となる病気には以下のようなものがあります。

腰椎椎間板ヘルニア

腰部脊柱管狭窄症

・腰椎分離すべり症/腰椎変性すべり症

・腫瘍(馬尾腫瘍、腰椎腫瘍、骨盤内腫瘍)

・梨状筋症候群

・帯状疱疹

・変形性関節症 など

坐骨神経痛の症状

​☑ 殿部(おしり)から下肢後面の痛み

☑ 灼熱痛や電撃痛、または突き刺すような痛み

☑ 下肢のしびれ感と脱力感​

歩行時の坐骨神経痛でふくらはぎを押さえる男性写真

坐骨神経痛の原因

腰から足にむかう「坐骨神経」が圧迫・刺激されることで生じます。

年齢が若い場合には腰椎椎間板ヘルニアが多く、高齢になると腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)が原因となることが多いです。

また、おしりの奥についている梨状筋(りじょうきん)と呼ばれる筋肉の中を走っている坐骨神経が、怪我やスポーツによるオーバーユースにより「坐骨神経」が圧迫される梨状筋症候群という疾患もあります。

その他、様々な原因により引き起こされる症状のため、より詳しいカウンセリングや評価が重要です。

坐骨神経痛の治療法

原因となっている病気が分かればそれぞれに対する治療を行います。

・安静

坐骨神経周囲で生じている炎症を軽減させるため、症状を誘発するような動作を極力避けるように調整します。

・薬物治療

鎮痛薬や神経障害性疼痛を緩和する薬剤、ときに経口または硬膜外コルチコステロイドなどが医療機関にて行われます。

・リハビリテーション

坐骨神経痛を助長している機能障害に対してリハビリテーションを行います。

当院では、原因疾患やお一人お一人の身体の状態に合わせてオーダーメイドの施術を行っています。

例えば、腰椎への負担を減らす目的で隣接関節である股関節や胸椎の可動性を上げるように筋膜リリースやストレッチなどを行います。

また、腰椎の安定性が弱っている場合には体幹や下肢のトレーニング、神経周囲の滑走障害が生じていると考えられる場合には神経周囲の組織間リリースを行います。

 

丁寧な問診と検査から原因を明らかにし、根本からの改善を目指します。

・手術治療

手術は、原因疾患が馬尾症候群や腰椎椎間板ヘルニアの場合で「進行性のの神経症状」や「保存的治療で改善しない痛み」などを有している場合に適応となります。

坐骨神経痛とは?
症状 坐骨神経痛
原因 坐骨神経痛
治療法 坐骨神経痛
長野市こやま整骨院院長 小山の写真

執筆者 小山 晴樹

こやま整骨院・整体院 院長 (長野市南長池761-5)

柔道整復師免許を取得後、長野県長野市内のスポーツ整形外科にて診療補助・リハビリテーション業務に従事。オリンピック選手やプロ野球・プロサッカー選手などのリハビリテーションにも携わる。また、施設管理主任・部長として、施設運営のみならず講演会や研修会を企画運営した。

現在は、長野市南長池にて「こやま整骨院・整体院」の院長として臨床に携わる。

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