今回の記事では、腰痛診療ガイドライン2019より腰痛予防についてまとめていきたいと思います。
まず結論から。
腰痛診療ガイドライン2019には下記のように記載されています。
”腰痛予防に運動療法は有効である”
”腰痛予防に認知行動療法は有用である”
”職業性腰痛の予防には、運動と職場環境の改善が有用である”
またそれぞれの推奨の強さとして、特に運動療法は”行うことを強く推奨する”とされています。残り2つは”行うことを弱く推奨する”となっています。
これらを噛み砕いて解説していきます。
まず、運動療法についてですが、腰痛経験者を対象におこなった研究によると運動を実施した群は1年~2年後での腰痛再発を抑制する効果があったと記載されています。
尚、運動療法とはすべての運動を指すものではなく、”身体の状態を適切に診察し、運動療法の適応を慎重に検討されたうえでプログラムされるもの”、とされています。
また、妊娠中の腰痛予防としても運動は有用とされています。
特に妊娠中期に定期的に運動している人は腰痛や臀部痛・うつ症状の発生が少ないということがわかっています。
次に、認知行動療法です。
認知行動療法とは”認知に働きかけて気持ちを楽にする精神療法(心理療法)の一種。認知は、ものの受け取り方や考え方という意味です。”と表現されています。(認知行動療法センターHPより引用)
詳細はここでは記載せずに専門家の方におまかせしますが、結論として認知行動療法のうち一部では腰痛の慢性化予防に有用であったとされています。
最後に、職業性腰痛の予防についてです。
腰痛予防に効果があったのは、患者の持ち上げ器具や作業場の高さ調整、次いで物の持ち上げ器具、重量の軽減であったとされています。
「患者の持ち上げ器具とは?」
私もこの分野については浅学のためインターネットで調べてみますと下記のような移乗介助を行うための道具が用いられているようですね。
是非参考になさってください
如何でしたでしょうか?
腰痛予防のためには一時的なマッサージではなく、運動療法や環境整備なども大切だということがわかりますね!
自己流ではなく、一度専門家のチェックをうけてご自身にあった運動や調整の仕方をならうことがとても有用とされていますので是非お試しください。
長野県長野市南長池761-5
こやま整骨院・整体院
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